フラッシュメモリの基礎と電源障害に強いファイルシステムの構築

リクラメーション

リクラメーション (Reclamation) とは、あまり耳慣れないことばですが、日本語で「矯正」、「教化」、「再生利用」などと訳します。
ここでは、上書きのできないフラッシュを管理するソフトウェアにおいて、「1度使用した箇所を、再度利用可能にするための処理」のことを「リクラメーション」と呼びます。

NAND型フラッシュにおけるリクラメーションとは、メモリ上にデータを格納するにあたり、使用済み領域を再生させる、つまり再度書き込み可能な状態に初期化する処理のことです。

具体的なリクラメーションの方法としては、プログラム側でどのページが有効かを記憶しておく必要があります。
もしブロック内に有効ページと無効ページの両方がある場合は、有効ページを他ブロックへ移動してから、ブロック消去を行うという手順を踏みます。

リクラメーションの場合の処理時間について最小と最大の二つのケースを考えてみましょう。
最小の場合は、対象ブロック中に有効ページがない場合なので、ブロック消去時間 + プログラムオーバヘッド (対象ブロックに有効ページがないことの確認処理) となり、最大の場合は、対象ブロック中の全ページが有効ページの場合なので、 32ページ分のフラッシュへの書き込み (A) + ブロック消去時間 (B) + プログラムオーバヘッド (対象ブロック中のすべてのページが有効ページだと判断する処理、移動先ページの選定時間など) となります。
また、プログラムにより有効ページが少ないブロックからリクラメーションを行うようにしておけば、より実用的です。

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