「Interface」 (CQ出版社2000年1月号 P.176~P.184) に掲載され、御好評いただいた記事をもとに作成した解説資料です。
当時のパラレル型フラッシュメモリの一般論として、フラッシュメモリ、フラッシュファイルシステムを考える上での参考資料として、御一読ください。
はじめに
フラッシュメモリ解説で説明しましたように、フラッシュメモリをファイルシステムのストレージデバイスとして使用するためには、単純にRAMディスクのように使用したのでは、フラッシュメモリの寿命や書込み速度の問題から、機器の開発には利用できないことが理解できると思います。
これらの問題を解決しファイルシステムとして成立するためには、フラッシュメモリが持つ特性を考慮した、フラッシュメモリをハンドリングする技術が必要不可欠になります。
フラッシュファイルシステムの基礎となるフラッシュメモリをハンドリングする技術としては、
- イレーズブロックの構造化
- 仮想アドレス
- ガーベジコレクション
- 消去回数の平均化
があります。
これらの技術は、フラッシュメモリ上にどのようにデータを配置し管理するか、そのフォーマットによって支えられています。
現在利用されているフォーマットを、データの配置の方式によって大別すると下表のようになります。
| 方式 | 名称 | 開発社 |
|---|---|---|
| ブロック指向 | FTL (Flash Translation Layer | M-Systems |
| ブロック指向 | VBF (Variable Block Flash Format) | Datalight |
| バイト指向 | MS-FFS (Microsoft Flash File System Media Control Structure) | Microsoft |

